2014年 02月 13日
ニューヨーカー流アイスフィッシング講座!
食べても美味しいんだよ。(^^)
今年の冬は、例年にない程の大雪と寒波が続きさんざんです。バス釣りのネタを探すのも一苦労(笑)。
逆にそれをアドバンテージにしアイスフィッシングを思う存分楽しんでるのも事実。
とにかく行きまくってます!日本では考えられない様な釣り方で、イエローパーチ、ピケレル(パイクの一種)、ブラックバス、クラッピー、ブルーギル、ウォールアイ等が釣れます。ここで、基本的なアイスフィッシングのレクチャーをしましょう!
日本じゃ、考えられないでしょ?
まずは安全第一!アイスフィッシング歴25年以上の僕でも、まず釣りに行く前に必ずチェックするのはアイスのコンディション。アイスは
「生き物」の様で、天候や気温によってコンディションが急変する事があります。たとえ15cm張っていたとしても、天気のいい日や雨等が降ると急激に溶け、あちこちでクラックしたりする。
基本的には4インチ(約10cm)のハードアイスがあれば普通の大人が乗っかっても大丈夫なんですが、一人では絶対に行きませんし仲間を連れて行く時はあえて5インチ以上張ってから釣りに行きます。アイスのコンディションは、ローカルのタックルショップやステートレンジャーのオフィス等に問い合わせるといいです。
エリア選び
まず、ビギナーの方達はアイスフィッシャーマンが沢山集まる場所でスタートするといいでしょう。シャローレイクの場合、ウィードが生えてるフラットな場所でパーチやブルーギル、ピケレル、バス等を釣っています。アイスフィッシングなのにウィード!?なんて思う方もいるかもしれませんが、魚はなんだかんだ障害物を好むし、氷が張っていようと、ウィードが完全に死んでない場所もあるんです。とにかく、ウィードエリアには冬でもシャローに魚がいる!水深は5から10フィート前後がメイン。5フィートの水深でジギングスプーンやアイスジグでバスをキャッチした事もあります。
ディープエリアでは、アイスのコンディションが安全であれば、メジャーポイント(メインレイクの岬)やドロップオフでウォールアイやスモールマウスバス、ビッグイエローパーチ等が狙えます。ただ、この場合は生命反応があるかどうか、魚探でチェックする必要があるし、なかなかメインレイクまで安全にアイスが張らない場合が多いのでちょっと難しいかもです。シャローレイクのウィードエリアでアイスフィッシングをするのは得意ですが、ディープエリアはこれからの課題です。でも、上のバスの写真はディープエリアでキャッチした物。チャンスがあれば、絶対にチャレンジ!です。
釣り方
アイスフィッシングにはTip-UPとジギングという方法があります。Tip-Upとは昔からあるアイスフィッシング用の仕掛けです。オレンジのフラッグが付いたベースにスプールが付いており、それにブレイドライン&リーダー、フックが付いてます。そのフックに
shinerというベイトフィッシュを付け、獲物を待ちます。獲物がベイトにバイトした後、フラッグが立ち、ラインを手でたぐって魚を釣り上げるという仕組みです。
(アイスフィッシングといえば、Tip-UPがポピュラーなんだけどライブベイトを使う為ゲーム性にかけるし、バスをルアーで釣りたいんでココ最近はジギングをメインにしてる僕です。)
ジギングは水深にもよりますが、基本的にはボトムを取った後、6から12インチぐらいラインを巻いてリフト&フォールもしくはシェイクの繰り返しです。但し、ジャークベイトの釣りの様にアクション後に3から10秒程のポーズが必要。やはりスローなアクションが基本なんだけど、ジギングスプーンやバイブレーションはリアクションでバイトさせるので、1つの穴でなばらないで2分ほどやったら次の穴へ移動。いわば「アイス上のラン&ガン」をすると効率いいです。
穴は沢山掘る!
アメリカ人のアイスフィッシャーマン殆どが一ヶ所でずっとTip-Upをセットしてジギングしてますが、僕はバイトが無いとすぐイライラするタイプなので穴を沢山掘り、ローテーションしてジギングしてます。穴は沢山あればある程効率がいいので、なるべく寒さにもまけない体力のある若い奴らをアイスフィッシングに誘ってるんです。
ベテランアングラーのアイスギヤ。ガスエンジンのアウガー(シャローでは魚がスプークするのでアイスが30cm以上張らない限り僕は使いません。)とスレッドの中にタックルやTip-Up、食べ物、フラッシャー魚探(低気温でも使いやすい)。ボトルは流石アメリカ人!だけど、僕は釣りの時は飲みません。
僕のアイスフィッシング用ボックス。バスやピケレル等を狙う時はジギングスプーンやラパラのアイスジグ、バイブレーション。ラインは6から10ポンド。パーチやクラッピー、ブルーギル等を狙う場合はアイスジグ(1/64oz 以下のサイズをよく使う)にmoussy やwax wormといった虫の幼虫を取り付けて釣ります。これらをアイスロッドにスピニングリール(1000から1500番がおススメ)に2から4ポンドラインを巻いたセッティングでジギングします。去年は、このセットで3人で一日に60尾近くキャッチ!
何と!釣り仲間のニックが3ポンドラインにタイニーアイスジグで3ポンドオーバーのラージマウスをキャッチ!
フィネスアイスロッドでアイスジグを使ってジギングする場合のロッドの持ち方です。
この方が細かく操作しやすいし、フッキングしやすい。(^^)
リップレスクランク(バイブレーション)でビッグパーチをキャッチ!
この辺じゃ人気のゲームフィッシュであるチェインピケレル(パイクの仲間)。低水温でも活発なのでアイスフィッシャーマンのターゲットです。意外に食べても美味しい!
寒い冬も防寒装備をきちっとすればこんなナイスフィッシュがキャッチ出来る!
Kaz NYS Licensed Guide #6371
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by basskaz
| 2014-02-13 14:45